2009年12月19日

アルコールの度数が高いというのが特徴の焼酎

焼酎は、代表的な日本の「蒸留酒」です。
蒸留酒とは、その名のとおり醸造酒を蒸留して作ったお酒です。
またの名を「スピリッツ」といいます。
お酒は、主成分の水とアルコールにその他の成分が混合したものです。
水の沸点は約100℃ですが、アルコールの沸点は水より低く約78.325℃です。
お酒を加熱すると、当然沸点の低いアルコールの方が早く蒸発します。
この蒸気を集めて再び液体化する事によって、もともとのお酒よりもアルコール度数が高いお酒を作る事ができます。
この方法により作られたお酒が蒸留酒です。
アルコールの度数が高いというのが特徴の蒸留酒ですが、日本の焼酎だけでなく世界各国でいろいろな蒸留酒が作られています。

焼酎は、蒸留機の種類とアルコール度数により「甲類焼酎」と「乙類焼酎」に分類されます。
甲類焼酎はアルコール度数が36%未満のものをいいます。
甲類焼酎とは、糖蜜や穀類を主原料として連続式蒸留機で蒸留して作られたもので、無色でクセがないのが特徴です。
果実酒を作る時に使う「ホワイトリカー」は甲類焼酎です。

乙類焼酎はアルコール度数が45%以下のものをいいます。
乙類焼酎は、穀類やいも類、そばなどを原料として単式蒸留機で蒸留して作られたもので、原料によって風味や味わいが違ってきます。
「本格焼酎」とも呼ばれ日本固有のもので、沖縄の「泡盛」も乙類焼酎です。
最近は原料の風味やコクのある乙類焼酎の人気が高まっています。
焼酎の作られる地方により、その地ならではのさまざまな農産物が原料に使われています。



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Posted by ユウビト at 18:23│Comments(0)焼酎の基礎を学ぶ
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